シェールガスの輸入と環境問題

東京電力と中部電力との統合会社が、シェールガスを米国から初輸入したことは、ご存知だと思います。今回はLNGにして約7万トンを輸入しましたが、2019(平成30)年1月までに最大70万トン輸入する計画のようです。日本にとって、エネルギーの安定確保の点で喜ばしいことのようですが、化石燃料を当てにした発電(今回は、中部電力上越火力発電所で燃料に使用)が拡大することになります。シェールガスの開発においても、環境破壊の懸念が払拭された訳ではありません。
 
 

米国のトランプ大統領にとっては、日米経済取引の発展と米国のシェールガス産業開発の面から、望むべき点とみられます。しかし、こうした動きは、トランプ大統領の「パリ協定」への取組み軽視(協定離脱も考えられる)が、はっきりとみて取れます。本シェールガスの取引は、安倍総理とオバマ大統領との合意のもとで進められていることですが、シェールガス開発には、オバマ政権時代に、環境面からブレーキが掛けられた経緯があります。しかし、トランプ政権では、開発促進が打ち出されています。

 

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シェールガスの輸入と環境問題

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